幕張メディアサーフィン
1997年、幕張新都心。「幕張メディアサーフィン」
僕のミッションは、この街を活性化し、コアとなるようなコミュニティを作ること。
同時に始まりつつあったインターネットを使って、この街の情報化をやってみること、であった。
始めるにあたり、仮説として僕が思っていたのは、「インターネットは地域社会で、より人が仲良くなるための、顔が見えるようになるための道具」になりうる、ということであった。
当時の日本のインターネットは、始まったばかり。専用線128kが千葉で初めて引かれた施設であった。PCを50台ほど並べ、パソコン教室とインターネットカフェ、コミュニティ施設を併せ持った空間と、「makuhari.or.jp」という地域ポータルサイトを作って始めた。
結果としては、シニアの大コミュニティが誕生し、千葉県のIT普及の中心地として、盛り上がった。全国の自治体やIT分野進出検討中の大手企業の視察が相次ぎ、この関係で千葉県の情報化推進委員をやったりもした。
人をつなげるための道具(特に地域コミュニティ!)としてのインターネット活用、という僕の確信は、この時得たもの。
企画:メディアエンジニアリング桂木行人さん デジタルメディア研究所亀田さん